駆ける、翔ける、賭ける


C83出版 152P

↓Sample↓


フェーズ1「ゆきさきをしらない」

GM : では、始めます。場面はジョニーの店です。エンヤとテツロウが店にいます。
エンヤ : その前に、成長テストって有り?
GM : それも後でやるんで、買い物とまとめて。
エンヤ : はーい。では演出。
GM : では改めて、ジョニーの店にエンヤとテツロウがいます。
GM : シンは任意でどうぞ。
シン : じゃあ、部屋に籠もっている。
エンヤ : じゃあ、今週は利き酒フェアをやるというので呼び出されました。
GM、シン : (笑)
ミキ : フェア?
テツロウ : じゃあ、それに乗っかって焼き鳥フェアがある。
一同笑
ミキ : ひどい、自分達の為だけに・・・。
GM : うーん、まあいいや、拾おうじゃないか。
GM(ジョニー) : 「よう、エンヤ、テツロウ、よく来たな。例の話だがな、エントリーしといたぞ」
GM(ジョニー) : 「ちゃんと準備しておけよ?」
エンヤ : 「おう、腕がなるぜ」
GM(ジョニー) : 「開催日は7月だからな、鍛えておけよ?」
エンヤ : 「おう、もちろんだ」
テツロウ : 「7月かぁ、近いなぁ」
GM(ジョニー) : そこまで話したところでジョニーが周りを見渡して、「ミキは居ないな。おい、エンヤ、テツロウ」
エンヤ : 「どうした?」
GM(ジョニー) : 「ミキの事だがな、この前も、先月あたりも大怪我をしていたな」
エンヤ : 「そのようだな」
ミキ : したかしら?
シン : したしたしたした。
GM : この前は一度お亡くなりになりました。その前は両足を撃ち抜かれました。
GM(ジョニー) : 「お前らももう何度も一緒に仕事をしているんだ、チームと言っても差し支えないだろう?あれじゃ近いうちに死にかねん。何か対策を考えた方がいいんじゃないか?」
エンヤ : 「と、言ってもなぁ、ロクに戦闘力も無いのに前に出て来るってのはなぁ・・・」
ミキ : 出て無いわよ!!
テツロウ、シン : (笑)
GM(ジョニー) : 「そうだな・・・、あいつはすでに何かを埋め込んでいるようだからな。そういった物でもメンバーの能力の底上げをするってのは、チーム全体の生存率を上げることになるぞ?」
テツロウ : 「なるべく早く回復しようとしているんだけど、間に合わなくてね」
GM(ジョニー) : 「まあ、年寄りの助言だ、聞くだけは聞いておけ」
エンヤ : 「そうは言うがなぁ、こっちもやることはやっているんだぞ、前に出て弾よけになったり、盾になったり」
テツロウ : 「壁になったり」
GM(ジョニー) : 「だが、なぁ。あんなにも頻繁に怪我をするということは、よほど行動が悪いのか?」
エンヤ : 「・・・位置どりが悪いんじゃ無いのか?」
GM(ジョニー) : 「それとも、純粋に運が悪いのか?」
テツロウ : 「運だね」
ミキ : でも、前回はちゃんと後列にいたわよ?すぐ横に精霊が出てきたけれど。
テツロウ : それは運じゃない?完全に。
一同笑
GM : 後列から狙うのは基本ですよ?
エンヤ : 「そうだな・・・、隊列が悪いってのもあるかもな。その辺りも話し合ってみる価値はありそうだな」
GM(ジョニー) : 「まあ、考えておいてくれ」



フェーズ4「生きる≒ギャンブル


ミキ : 今、アタッシュケースは誰が持ってる?
シン : 俺だな。
ミキ : アタッシュケースのロックって掛け直した?
GM : 掛け直すっていう宣言もしてないし、試みてもいないねぇ。
ミキ : じゃあ、ロックが掛かっていない状態なのね。
シン : うん。
GM : では、奥へ進むとショールというか、顔布というか、そういった物で顔を隠した、いかにも占い師風の女性が座って待っています。
エンヤ : あやしい。
シン : 「あんたが玉麗さんか?」
GM : イキナリか。
テツロウ : えっと?
ミキ : 見守っています。
GM(玉麗) : 「その通りです、私は玉麗(ぎょくれい)。剣の使い手の到着を待っていました」
シン : 「いかにも俺が剣の使い手だ」
GM(玉麗) : 「さあ、二人から託されたモノをこちらに・・・」
ミキ : 「これを渡す前に聞きたいのだけれど」
GM(玉麗) : 「何でしょう?」
ミキ : 「私たちにはどんな報酬が?」
GM(玉麗) : (一応、剣氏から渡しているんだが?)「何を、お望みですか?」
テツロウ : オリハルコン。
シン : イグニールに協力しろ。
エンヤ : イグニールの命?言い方を間違えるとまずいな。
ミキ : どうしよう、ここまで来てまだ決まって無いのよね。
シン : 普通にイグニールに協力しろ。でいいんじゃない?
エンヤ : 平たく言えば良いんじゃねぇ?ミツハマに手を引かせるとか。
ミキ : 無理でしょう?
テツロウ : か、どうかは分からないよ。調べて無いし。
ミキ : でもスチールナイトをどうにかしないとしょうがないでしょう?
シン : とりあえず玉麗さんに聞いてみよう。
エンヤ : 出来る?って?
ミキ : 「スチールナイトというチームを何とかして欲しいのだけれど」
GM : うーん、それを聞いたか。(何とかねぇ、さて何処まで話すか)
GM(玉麗) : 「遠からず、近からず、どうにかする対象ではあります」
ミキ : 「だったら今すぐに」
GM(玉麗) : (ふむ)「そう、ですね。では、その荷物をこちらに」
ミキ : 渡してしまっていい?危険だけど。
シン : うーん。
エンヤ : 選択肢が無いんじゃ無いかな。酒でも飲んでるわ。
シン : 「ああ、玉麗さんよ、聞きたい事が2、3」
GM(玉麗) : 「何でしょう?」
シン : 「あんたミツハマとどんな関係だ?」
ミキ : 聞くの!?
GM : 聞くの?聞くんだ。
ミキ : 耳をふさいでいます。
シン : 「ああ、やっぱり・・・」
GM(玉麗) : 「今はお話し出来ません」
ミキ : 良かった、話し始めたらどうしようかと。
エンヤ(玉麗) : 「聞いたら後戻り出来ませんよ?」って話し始めるんだろ?
GM : (まあ調べてないもんな。普通は聞いてから対策を練るなんて考えないよな)
シン : 「後はスチールナイトをどうにかして欲しいんだがな」
GM(玉麗) : 「それは先ほどお答えしました」
シン : 「後はあるギャングボスに協力を・・・」
ミキ : 「何でも無いの、ごめんなさい」と言いながら、アタッシュケースを奪って渡します。


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